弱っているとき

わたしが弱っているとき、優しくしてくれるのはいつもきみでした。自宅に居るように見せかけながら、わたしとでんわをしてて。

インターホンが鳴って、外にでると、そこにいたのはきみでした。玄関カメラにうつるピースサインで、君のてだって、わたしにはわかる。“あたし、辛そうじゃん”って、髪の毛をグシャグシャってされて。

買ってきたものを一つ一つ紹介してくれて。ヨーグルトを食介してくれて。ハチミツ生姜をいれてくれて。

“あたし、また泣いてる”って、笑いながら言ってくれた。

“あたしだったらこうしてくれるかなって思ったから俺もした”風邪なんか、って、思われるかも知れないけどわたしにとって風邪めっちゃ辛くって風邪引きながら誰かのシャワー介助するくらいなら死にたいって思った。

だけど、死んだら、君の笑顔がみれなくなるし、きみを思う時間がなくなってしまう。

わたしの人生の中できみを思う時間があるから、わたしは生きていたいって思えるんだ。

そう実感した、今回の風邪でした。早くなおるといいな